【インプレ'05】松下宏 BMW『3シリーズ』 走りと快適性のバランスに優れた一台

試乗記 国産車
【インプレ'05】松下宏 BMW『3シリーズ』 走りと快適性のバランスに優れた一台
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『320i』の直列4気筒2.0リッターエンジンは110kW/200Nmのパワー&トルクを発生し、走りと燃費のバランスの取れたエンジンに仕上がった。ボディが大きく重くなったものの、運動性能には不満を感じない。

箱根ターンパイクの急な坂道を駆け上がるシーンでは、もう少しパワーが欲しいという気持ちにもなったが、日常的な使い方をするなら、市街地から高速道路での追い越しまで、じゅうぶんにボディに見合った実力といえる。

足まわりはランフラットタイヤを装着する割には乗り心地もスポイルされていない。320iでは16インチタイヤを履くことも、乗り心地につながっていると思う。

ワインディングではフットワークのよさも際立っている。『330i』に乗ると、BMWならではの直列6気筒エンジンの滑らかな吹き上がりを堪能することができる。アクセルワークに合わせて軽快に吹き上がると同時に、ボディに対して余裕じゅうぶんのパワーが盛り上がっていくので、走りの気持ち良さは特筆モノだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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