10月29日午前、埼玉県熊谷市内の県道で、37歳の男性が運転する軽自動車が、追走してきたクルマに乗った男からエアガンで執拗に射撃される事件が起きた。違法な改造を施したエアガンではなく、大きな被害こそ無かったものの、銃撃は数分に渡って続いたという。
埼玉県警・熊谷署によると、事件が起きたのは10月29日の午前11時25分ごろ。熊谷市四方寺付近の県道を37歳の男性が軽自動車で走行していたところ、後方から追走してきた乗用車に乗っていた男からエアガンのようなもので狙撃された。男性はクルマの速度を上げて逃げようとしたが、クルマはこれに合わせてスピードを上げ、追走しながら約10分間に渡って執拗な銃撃を加えた。
男性は約4km離れた行田市内の路地に逃げ込んだが、追走してきたクルマに乗っていた男は車外に降り、接近しながらさらに数発を男性のクルマに向かって発射。そのまま逃走した。エアガンは違法改造を施してない通常のタイプとみられ、男性にケガはなく、クルマへの損傷も確認されていない。
警察では暴行事件として捜査を開始しているが、男性の証言によると追走してきたクルマは、男性が運転するクルマの前方を走行していた。ところがこのクルマは襲撃前に対向車線に停車し、男性のクルマを故意に追い抜かせ、その後は発砲しながら猛追してきたという。