BMWジャパンは、BMW『5シリーズ』で、エンジンを新型V型8気筒に変更した「540i」と「550i」を9日から発売すると発表した。
550iに搭載される新型V8エンジンは徹底的に見直し、エンジン性能を向上した。排気量を4798ccに増大し、これまで「545i」に搭載されていたV8・4398ccエンジンと比べて最高出力は34psアップの367ps、最大トルクは40Nmアップして490Nmを実現した。
540iに搭載されるV8エンジンは排気量が3999ccで、最高出力は306ps、最大トルクが390Nm。
今回のエンジンの変更に伴って、550iは、トップ・オブ・ザ・シリーズにふさわしい装備として、従来の545iの充実した装備内容に加えコンフォート・シート、アダプティブ・ヘッドライトを標準装備した。
545iに標準装備だったバイ・キセノンライトは、ロー・ビームに加えてハイ・ビーム時もキセノン灯により前方を明るく照らすことが可能で、自動光軸調整装置により前方車の幻惑を防止することで夜間におけるより安全な走行を可能にした。
550iに標準装備するアダプティブ・ヘッドライトはハンドルの舵角に応じてライトの照射角度が変化する安全技術で、ステアリングアングル(操作角度)、ヨー・レート(横方向加速度)、走行速度をすばやく演算処理し、バイ・キセノン・ヘッドライトをリアルタイムに制御し、カーブ内側の進行方向の路上を最適に照らし出すことでコーナリング時の視界を確保する。
540iは、「530i」と550i の間を補完して選択肢を広げるモデルとなる。装備内容では530iに比べ電動リヤ・ウィンド−・ローラーブラインド、 ダコタ・レザー・インテリア、フロント・シート・ヒーティングを追加し、アロイ・ホイールがスタイリング123に変更となる。
価格は540iが850万円、550iが960万円。