トヨタ自動車は、社会貢献活動の一環として、世田谷パブリックシアターと提携し、次代を担う振付家の発掘・育成を目的とした「トヨタ・コレオグラフィーアワード2006」を実施、18日から募集を開始する。
トヨタ・コレオグラフィーアワードは2001年に創設し、今回が5回目。募集期間は11月18日から2006年1月20日までで、応募資格は日本国籍を有するか、日本に在住もしくは活動の拠点を置いている振付家で、日本で自身の振付作品を発表した経験のある人。ジャンルは問わない。
このアワードの選考方法は、一般公募と全国の舞台関係者から寄せられた推薦の中から選考委員会がファイナリスト8人を選出し、2006年7月にネクステージ(最終審査会)で15−30分の作品を上演し、審査により、「次代を担う振付家賞」1人とオーディエンス賞2人を決定する。
昨年から会場を世田谷パブリックシアターに変更し、より多くの観客に公開することで、現代舞踊の観客層の拡大もめざす。
審査委員は、舞踊評論家の石井達朗氏、演劇批評家の鴻英良氏、アメリカの塩谷陽子ジャパン・ソサエティー舞台公演部部長、カナダのディアンヌ・ブッシェ・オー・ベルティゴ・クリエーションセンター・ディレクター、イギリスのジャネット・アーチャー・ダンスシティ・ニューカッスル ・ディレクターを迎え、国際的な視野で審査してもらう。
振付家賞受賞者は、2007年度に世田谷パブリックシアターから、シアタートラムまたは世田谷パブリックシアターで、受賞者公演の場を提供され、トヨタからその作品製作費の一部として200万円が授与される。
また、海外で新たな活動の場を広げるための一助として、受賞後2年以内に海外公演を行う場合、渡航費および機材運搬費を対象に「海外サポート」として総額100万円を授与する。