日産、追浜工場内にグローバルトレーニングセンターを新設

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日産、追浜工場内にグローバルトレーニングセンターを新設
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日産自動車は、追浜工場内に、生産拠点のトレーナー育成を目的とした施設「グローバルトレーニングセンター」を開設すると発表した。グローバルトレーニングセンターは、18日から一部運用を開始し、2006年8月に本格稼動する予定。

同社では、今年度から開始した新3カ年経営計画「日産バリューアップ」の期間中に、グローバルで70の生産立ち上げを予定しており、これらの車種を生産開始時点から安定した高い品質で提供するためには、各生産拠点の現場の人材についても効率的、効果的に育成する必要がある。

今回開設するグローバルトレーニングセンターは、鋼材のプレス、車体溶接や塗装など車両生産における各工程作業、物流、品質保証、設備保全における「人の技能」の訓練と伝承、現場管理を軸とした日産生産方式をグローバルに展開するなど、継続的に技能訓練方法をブラッシュアップしていく。

また、新型車の生産開始時における課題の解決法などを習得し、グロ−バルレベルでの品質の均一化を図っていく。

同社はこれまで、プレス工程から組立工程に至る車両生産における新型車の試作、解析を実施する施設「グローバル生産技術センター」を2007年に座間事業所内に開設することを決定しているが、グローバルトレーニングセンターの開設で、生産活動におけるハード、ソフトの両面について課題解決に向けた取り組みを行っていく。

グローバルトレーニングセンターでは、18日から約3週間、一部の訓練用設備を使用して、第1期生となるメキシコ日産から研修生5人の訓練を開始する。同センターを車両生産工場と同じ敷地内に開設することで、監督者とのコミュニケーションが図れ、ラインを活用したトレーニングなどのメリットがある。2006年8月には訓練用設備の設置を完了させ、本格的プログラムによるトレーニングを開始する予定だ。

《レスポンス編集部》

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