【インプレ'05】両角岳彦 トヨタ『ハリアーハイブリッド』 北米マーケットに向いた“ハイブリッド”商品

試乗記 国産車
【インプレ'05】両角岳彦 トヨタ『ハリアーハイブリッド』 北米マーケットに向いた“ハイブリッド”商品
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何のためにハイブリッド化するのか? このクルマの場合は「狭い領域に限定されるにせよ、エネルギー効率が向上する」というハイブリッド動力システムの本質を求めてのものではない。

それはちょっと走らせるだけでわかる。たしかに発進や、過渡域でアクセルを粗く踏み込んだときの加速は強い。その加速を続けると、バッテリーの電力量はみるみる減ってゆく。ちなみに「加速がよい」のではない。それは「右足がアクセルペダルを踏み込むのに応じて力が湧き出す」ことをいう。

まずエンジンの排気量を増やして動力性能を引き上げ、さらにエンジンのトルクが薄い部分の加速(駆動力)をモーターで強める。その“お釣り”として、減速時のエネルギー回収でモーター駆動のための電力を多少補い、結果的に60km/hあたりまでの加減速での燃費は少し改善される。アメリカ市場での商品性を高める。そのための混合動力化である。

■5つ星評価
パッケージング:★★☆☆☆
インテリア/居住性:★★☆☆☆
パワーソース:★★☆☆☆
フットワーク:★★☆☆☆
オススメ度:★★☆☆☆

両角岳彦| 自動車評論家
1951年長野県松本市生まれ。モノごころついた時からクルマが好き。大学・大学院と自動車工学を修め、自動車専門誌を経て独立。現在は徳大寺自動車文化研究所・主任研究員としてディーゼル排気浄化システムの開発に注力中。

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