「円安は購買にとってはたいへんな逆風」と小枝 自工会会長

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車工業会は24日に定例の記者会見を行い、その席で小枝至会長は為替問題に触れ、いまの円安は自動車業界にとってメリットばかりではないと強調した。

自動車業界は輸出産業で、円安になると為替差益で大きなメリットを受けるといわれている。「確かに円安は販売について追い風ですけれども、購買部門にとってはたいへんな逆風なんです。実際に、鉄以外のいろいろな素材が値上がりしている」と小枝会長。

日本は無資源国でほとんどの素材を輸入に頼っている。しかもいまは原油も高止まりしていて、「ダブルパンチになる」(小枝会長)とのことだ。

短期的にはメリットのある円安も、中長期的に見れば、自動車業界にさまざまな影響を及ぼすことになり、「長期の投資判断が難しくなる」と小枝会長は円安に懸念を示す。

《山田清志》

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