スズキは、中国・江西省にある四輪車製造販売の合弁会社の江西昌河鈴木汽車有限責任公司が、同じ昌河航空系列の四輪車組立工場の九江昌河汽車有限責任公司を傘下に組み入れることで、中国におけるスズキ四輪車の生産能力を拡張させると発表した。
スズキが45.4%を出資する昌河鈴木は、2004年度はスズキの『キャリイバン』、『ワゴンRワイド』などの四輪車を生産している。昌河鈴木が新しく中国市場に投入する『エリオ』を生産するため、九江昌河を傘下に組み入れることで、昌河鈴木の現在の生産能力を年産10万台から16万台まで引き上げ、拡大する中国の自動車需要に対応する。
昌河鈴木は、11月25日、スズキの中西眞三海外営業本部長らが出席して、九江昌河で生産されるエリオの発表会を行った。