トヨタ自動車は、ハイブリッド車の累計販売台数が、10月末までに、国内と海外を合わせ約51万3000台となり、50万台を突破したと発表した。
累計販売台数は国内が22万9500台、海外が28万3800台。車種別では、『プリウス』が42万6800台、『エスティマハイブリッド』が2万6900台で、ほとんどがプリウス。
トヨタは、1997年に世界初の量産ハイブリッド乗用車プリウスを発売し、2000年からは、北米や欧州など海外でも販売を開始した。2001年には、エスティマハイブリッド、マイルドハイブリッドシステム搭載『クラウン』を発売するとともに、『ダイナ』などの商用車にもハイブリッド搭載車を展開している。
また、2003年には、エコとパワーの両立を目指し、「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」を開発コンセプトとした第2世代のハイブリッドシステムを2代目プリウスに搭載、2005年には『ハリアー』(海外名レクサス『RX』)、『クルーガー』(海外名『ハイランダー』)と、パワーを必要とするSUVにも搭載を拡大している。
さらに、2006年の春には、第2世代のハイブリッドシステムをベースに開発した、FR乗用車専用のハイブリッドシステムをレクサスブランドの『GS』に搭載し、「GS450h」として発売する予定で、今後もハイブリッド搭載モデルの充実を図る方針だ。