【フォード エクスプローラー 新型日本発表】日本戦略の中核

自動車 ニューモデル 新型車
【フォード エクスプローラー 新型日本発表】日本戦略の中核
【フォード エクスプローラー 新型日本発表】日本戦略の中核 全 3 枚 拡大写真
V8エンジンを高出力タイプに換装、ボディ剛性の大幅向上、内装の全面刷新など、フルモデルチェンジに近いビッグマイナーを受け、商品力が大幅に強化された新型フォード『エクスプローラー』。日本市場での競合車種は……。

まず名前が挙がるのは、同じアメリカ車のライバル。「GMのシボレー『トレイルブレイザー』、3カ月前にフルモデルチェンジされたばかりのジープ『グランドチェロキー』あたりが直接の競合相手となるでしょう」(プロダクトマーケティング部・竹鼻淳氏)

が、相手はアメリカ車ばかりではない。エクスプローラーは旧型時代から、日本車と競合することがしばしばあったという。この点、輸入車のなかではやや異色なポジションにある。「日本車ではトヨタ『ランドクルーザー100/シグナス』とよくぶつかります。新型になって静粛性やボディ剛性が大幅に上がり、販売店の営業担当者からは、これならランクルにも十分勝てるという声もよく聞きます」(竹鼻氏)。

新型エクスプローラーの価格は4.0リットルV6の「XLT」が425万円、4.6リットルV8の「エディーバウアー」が520万円と、このクラスとしては価格競争力は十分。「近い将来、フォード車の販売を年間1万台に引き上げたい」(佐藤勝彦社長)というフォードジャパンの戦略の中核モデルとなるのは間違いないところだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. ポルシェ『911ターボS』新型、史上最強の711馬力ハイブリッド搭載..3635万円から
  3. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  4. 鉱山の坑道でバイク走行イベント、過疎地域を活性化 11月1~3日に開催
  5. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る