鉄を超える自動車材---三菱化学と山形大が共同研究

自動車 ニューモデル 新型車

三菱化学は自動車分野など向けの新規ポリマー材料開発で、山形大学と包括的な研究協力し、11月から本格的な研究をスタートさせた。

「これまでにも山形大学と付き合いがありましたが、山形大学は自動車周りの素材開発が得意なので、一緒にやろうとなったんです。それで、三菱化学から山形大に研究員を派遣し、研究資金も提供します」と三菱化学広報部。

山形大学は、開学以前の1913年の人造絹糸発明から近年の有機エレクトロ・ルミネッセンス・デバイスの研究・開発など、一貫して産学連携を進め、研究成果の事業化・実用化を目的とする研究を推進してきた。特に機能性高分子材料開発では世界をリードしている。

一方、三菱化学は今年4月から始まった中期3カ年計画「革新−Phase2」の中で、「自動車用ポリマー材料」を研究開発の重点対象と位置づけている。

今回、両社の考え方が一致して共同研究することになったわけだが、三菱化学広報部によれば、鋼板やガラスに変わる代替品など高次元の素材開発を目指すとのことだ。将来、ボディがポリマー材で覆われる日が来るかもしれない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  5. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る