気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年11月29日付
●トヨタの最少セダン 新型車「ベルタ」発売(読売・8面)
●アグリF1 純国産、タイヤはブリヂストン 車体は旧式改造で参戦、エンジンはホンダ搭載(読売・18面)
●三菱ふそう、本社、来年に移転、再建策発表、27子会社は吸収(朝日・13面)
●道路特定財源配慮を求める、石油連会長、経産相に(朝日・13面)
●ICタグで交通安全 NTTデータ 日産と共同開発(毎日・21面)
●年休取得率、最低の46% 厚労省調査(東京・8面)
●「軽」燃費で小型車に反撃、ダイハツ、無段階変速機生産、来年、主力車種に、200億円投資(日経・11面)
●富士重との提携、「年内に具体策」トヨタ社長(日経・11面)
●日仏投資賞 トヨタなど日仏6社 フランス対仏投資庁発表(日経・12面)
●日産ディ、公募増資437億円、優先株を一部消却へ(日経・16面)
ひとくちコメント
昨年1年間に労働者が取得した年次有給休暇は1人平均8.4日で、取得率は過去最低の46.6%だったことが厚生労働省の調査で明らかになったという。きょうの東京などが取り上げている。
企業が付与した1人平均の年休日数は18日だったが、その半分も休まなかったことになる。もっとも、週休2日制の浸透に加え、最近は月曜日を振り替え休日にする3連休もあって、海外旅行などに出掛けない限り、無理に有給休暇をとらないでも充実した休日を送ることも可能だ。
厚労省は「景気回復とリストラが相まって仕事量が増え、休みづらい状況がある」と分析しているが、一方で、活況の自動車業界など疲労が蓄積して体調不良のビジネスマンが増えていることも無視できない。