トヨタ『ベルタ』の開発に協力した豊田自動織機、自動車事業部デザイン室の佐々木和弘さんは、「ベルタのインテリアデザインのキーワードは『メリハリパーソナル』です」と語る。
「インテリアを『こだわりゾーン』と『クリーンエリア』に分けました。メータークラスターからセンターコンソールにかけては、パーソナルな『こだわりゾーン』で、質感高くお金もかけています。たとえばセンターのシルバーパネルもシャンパン味のあるカラーで、ビッツのクールな色味とは違うベルタの専用色です」
「『クリーンエリア』はトリムやシートで、シンプルだけどクリーンでルーミーなインテリアにしました。カップルディスタンス(前後乗員間隔)も、上級車を超える905mmあります。またこのカラーもグレージュと言って、グレーとベージュの中間で、今後採用車種も増えていくと思います」