ヤマハ発動機は、3月19日に開幕した「ジャパンインターナショナルボートショー2026」で、フランスのPRESTIGE(プレステージ)社より輸入する新型高級クルーザー『PRESTIGE F4.3』を日本初公開。3月に発売すると発表した。価格はおよそ2.3億円。
【画像】超高級ボートや日本限定水上オートバイなど、ヤマハの展示
「PRESTIGE F4.3」は、新たなデザインコンセプト「ザ・フレンチ・リヴィエラ」のもと開発。新しい外観デザインは、水の動きからインスピレーションを得た、エレガントかつダイナミックな曲線に仕上げているという。また、船の両側面に配置したファッションプレートは、新世代「F」シリーズのアイデンティティを象徴している。
ヤマハ発動機が輸入販売をおこなう新型高級クルーザー「PRESTIGE F4.3」
明るく広々としたキャビン内には、ユニークな「オーシャンビューギャレー(キッチン)」を設置し、ゆとりのあるリビングスペースを配したアフトデッキ(後部デッキ)との一体感を演出。ゆったりとしたサロン&ダイニングスペース、2室のベッドルームを配した室内だけでなく、サンベッドやギャレーを備えた開放的な大型フライブリッジなど、最上クラスの居住性が船上のあらゆる空間で追求されている。
また「PRESTIGE」として初採用となるサロンへのサイドアクセスにより、より広く開放的なギャレーを実現した。
フランスをはじめとする欧州では、大切な人との時間を洋上で過ごすマリンライフスタイルが定着しており、近年、日本でも同様の傾向が見られはじめているという。「PRESTIGE F4.3」は、「PRESTIGE」の新世代サロンクルーザー「F」シリーズのニューモデルで、洋上でゆったりした時間を過ごすことに憧れる新規層を主な購入者層として見込んでいる。
ヤマハ発動機が輸入販売をおこなう新型高級クルーザー「PRESTIGE F4.3」「PRESTIGE F4.3」の発売により、ヤマハが扱うPRESTIGEの大型サロンクルーザーのラインアップは「PRESTIGE 520」「PRESTIGE 460」「PRESTIGE F4.9」「PRESTIGE F4.3」、カタマラン船型の「PRESTIGE M48」を合わせ、計5モデルとなった。ヤマハは2020年よりPRESTIGEブランドの大型サロンクルーザーの輸入・販売を行い、これまでに累計21隻を販売している。
◆場内最大ブースで最新マリン製品を展示するヤマハ
「ジャパンインターナショナルボートショー2026」ヤマハ発動機ブースヤマハは「ジャパンインターナショナルボートショー2026」の中でプレスカンファレンスを実施。マリン事業本部長の野崎達也(崎は“たつさき”)氏がマリン事業の現状やビジョンを語った。
ヤマハにとってボートや船外機(小型船舶用エンジン)、水上オートバイなどのマリン事業は、全社利益のおよそ4割を占める屋台骨だ。足元の2025年実績では金利高や物価高騰の影響で減収減益(売上5276億円、営利536億円)となるも、メイン市場の北米や欧州、大洋州以外の中南米、中東、東南アジアの需要が伸長しており、2026年は復調の兆しを見せているという。
ヤマハは長期ビジョンとして「信頼性と豊かなマリンライフ、海の価値をさらに高める事業へ」を掲げ、2027年までの中期計画では「Co-Creation」をテーマに、他事業や外部企業との連携を深め、社会への貢献をめざす。顧客への体験価値向上にも注力し、リモコンでボートを操縦するシステム「ワイヤレスステーション」の展開や、フィンランドに設立した新会社「ヤマハモーターコネクテッドイノベーション」でのコネクテットシェアリング領域でのアプリ開発促進をおこなう。これによりボートのシェアリングプラットフォームを構築。グローバルに展開していく。
ヤマハ発動機の水上オートバイ「ウェーブランナー」40周年展示(ジャパンインターナショナルボートショー2026)かねてより進めている洋上の電動化においては、電動推進機「ハルモ」を搭載したボートの横浜みなとみらいでの運行開始を紹介。「アメリカで人気のポンツーンボート形状を採用した広くフラットなオープンデッキは非常にくつろぎやすく、電動推進ならではの静けさによって、海の音をダイレクトに感じられる特別な空間を提供します。普段陸からは見ることのできない横浜港の景色を楽しめる点も魅力の1つ」と魅力をアピール。ボートショー会期中は「みなとみらいゆったりクルーズ」として楽しむことができるとした。
ヤマハはブースコンセプトを「いつまでも青き、海と人」としボートショーに出展。野崎氏は、「青く美しい海を守り続けている。そして、いつまでも青く活力がある人。ヤマハ発動機は、そんな人たちを応援したいという思いを込めています。今後の当社マリン事業の長期ビジョンである信頼性と豊かなマリンライフ、海の価値をさらに高める事業へに向けて、一歩一歩着実に歩みを進めてまいります」と語った。
大型船外機の新製品(ジャパンインターナショナルボートショー2026)ヤマハは場内最大ブースで最新マリン製品を展示。『YFR330』をはじめとしたフィッシングボートや、発売40周年を迎える水上オートバイの特設ブース、新型船外機の展示、次世代ボート制御システム「HELM MASTER EX ワイヤレスジョイスティック」の体験などをパシフィコ横浜会場に並べる。開発中のプロト艇や、船体のFRPをリサイクルする技術展示なども見どころだ。また、ベイサイドマリーナ会場では、注目の新型高級ボートPRESTIGE F4.3と、PRESTIGE 520の係留展示をおこなう。
ジャパンインターナショナルボートショー2026は、3月19日~3月22日の4日間開催。会場はパシフィコ横浜展示ホール(屋内展示)、横浜ベイサイドマリーナ(フローティング展示)、八景島マリーナ(体験のみ)、日本丸シーカヤックパーク(体験のみ)。入場料は一般2000円(中学生以下無料、2会場共通)。
ヤマハ発動機が輸入販売をおこなう高級クルーザー「PRESTIGE F4.3」と「PRESTIGE 520」



