モバイル放送、防災情報配信実験へ

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モバイル放送、防災情報配信実験へ
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移動体向けの衛星デジタル・マルチメディア放送サービスであるモバイル放送(モバHO!)は、2006年3月を目標に、防災情報の配信にモバイル放送システムを利活用することを目的とした実験を行なう予定だ。

アウトドアや移動中でも安定して番組を視聴でき、使用する放送帯域(Sバンド帯=2.6GHz帯)が悪天候でも影響を受けないというモバイル放送の特長を、地震・津波・台風・水害などのさまざまな防災情報の配信に活用する。これまで情報を届けることが難しかった移動中の人や洋上・沿岸部にいる人たちへも、確実に防災情報を配信する手段を確立することが目的。

今回の実験では、気象庁が発表している「津波予報」と、さらに気象庁が現在、試験的な提供を行っている「緊急地震速報」の配信実験を行なう。これらの防災情報の配信フォーマットなどの技術検討を行なった上で、防災情報受信機の開発を実施し、来年3月を目標に配信実験を実施する。

「津波予報」は津波の発生の恐れがある場合に、地震が発生してから約3分を目標に予想される津波の高さに応じ、津波警報(大津波、津波)または津波注意報を発表し、津波に対する注意・警戒を呼びかける。

「緊急地震速報」は、P波(初動)・S波(主要動)の伝播速度の差を利用して、P波の情報から震源やマグニチュード、各地の震度などを予測し、S波が到達する前にこれを通知し、被害の軽減を目指す情報。

《高木啓》

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