日系部品メーカーの海外拠点数、中国が1位に

自動車 ビジネス 企業動向

日本自動車部品工業会は5日、平成17年度(2005年度)海外事業概要調査の結果について発表した。それによると、会員企業の海外生産会社数の合計は1425社で、前年に比べ102社増え、4年連続して前年の増加件数を上回った。

特に中国での増加がめざましく、増加した102社のうち、中国は66社を占めていた。中国での増加数は5年連続して第1位。そして、中国での拠点数は294社にのぼり、米国の288社を追い抜いた。1987年の調査以来、国別進出件数で米国は常に1位であったが、今回初めて2位に転落した。

また、中国に加え、タイを中心とするアセアンでの増加もあり、アジアでの増加数は83拠点で全体の80%以上を占めている。そのほか、中・東欧地域への進出も49拠点から60拠点に増加し、絶対数は多くないにしても、中国に次ぐ高い増加率を示している。

ちなみに3位以下については以下の通り。3位:タイ(186社)、4位:インドネシア(84社)、5位:台湾(66社)、6位:韓国、インド(55社)、8位:イギリス(47社)、9位:フィリピン(43社)、10位:メキシコ(41社)。

《山田清志》

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