三菱自動車、土壌 地下水に関する調査結果を発表

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三菱自動車は、遊休不動産である旧三菱オートオークション名古屋の不動産処分を行うにあたり、自主的に土壌・地下水に関する調査を実施し、調査結果を発表した。愛知県へも報告した。
 
調査方法は2004年11月から12月にかけて揮発性有機化合物11項目及び重金属等11項目を対象に、土壌ガス調査および5地点混合法による表層土壌調査を実施した。また、2005年2月から10月にかけ順次、重金属等4項目について基準超過の疑いがある地点の個別分析・深層のボーリング調査および地下水調査を実施した。

調査結果によると、敷地内の土壌および地下水調査の結果、揮発性有機化合物については、基準を超過するものは検出されなかった。重金属等については、土壌より砒素・フッ素・六価クロム・鉛において基準を超過する濃度の検出が確認され、地下水より砒素が基準を超過する濃度の検出が確認された。
 
同社では、1995年に当該土地を購入以降、施設を運営・営業していた際に、今回検出された砒素、フッ素、六価クロム、鉛を使用していた経歴はなく、今般検出された原因は不明としている。また、土壌および地下水に溶出している砒素に関しても所有期間に使用履歴がないこと、表層付近に満遍なく検出されていること、及び検出値が土壌溶出量基準値の10倍以内であることなどから、この地域における自然的原因によるものとしている。
 
今後の対応では、愛知県と協議しながら措置を実施していく。現時点はアスファルト舗装実施により拡散の恐れはないが、今後、地下水のモニタリングを実施するとともに、土地改変を行う場合は、掘削除去し法令に従い処理を行う方針だ。

《レスポンス編集部》

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