12日午前、福岡県北九州市門司区内の市道交差点で、クレーン車とタクシーが出会い頭に衝突し、道路に隣接する民家に2台とも突っ込む事故が起きた。民家は中破したが、住人にケガは無かった。
福岡県警・門司署によると、事故が起きたのは12日の午前9時40分ごろ。北九州市門司区大里戸ノ上1丁目付近の市道で、青信号に従って交差点を進行していたタクシーの側面部に対し、赤信号を無視して進行してきたクレーン車が突っ込んだ。2台はそのままもつれあうようにして、道路沿いに立つ民家に激突した。
当時この家には女性2人がいたが、車両が突っ込んだ場所とは離れたところにおり、ケガは無かったが、タクシーの乗客乗員は打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
警察では信号無視をしたクレーン車の運転手から業務上過失傷害や現住建造物損壊の容疑で事情を聞いているが、調べに対しては「赤信号に従って停止しようとしたが、アクセルとブレーキを踏み間違えてしまった」などと供述。過失であることを主張しているという。