増税への道筋合意…自動車税の制限税率1.5倍に

自動車 社会 社会

自民、公明両党は15日夕方、与党政策責任者会議を国会内で開き、自動車税の制限税率を、現行の1.2倍から1.5倍に引き上げることを了承した。増税に向けての道筋が、またひとつ開かれたことになる。

自動車税の税率は、課税権者である都道府県が標準税率を超えて制限税率の範囲で、独自に定めることができる。例えば、排気量1500ccの自家用乗用車の標準税率は3万4500円だ。1.5倍の制限税率を適用すると5万1750円まで引き上げることが可能だ。

それでも、現実には「自動車税で制限税率を適用しているところはありません」(総務省都道府県税課)と、自動車税=標準税率の全国一律の課税となっていた。

「現行の1.2倍の制限税率さえ適用する自治体が皆無なのに、なぜ今、上限だけを1.5倍に引き上げる必要があったのか」(自動車団体関係者談)。財政難の自治体に増税の道筋をつけた合意に、自動車ユーザーの困惑が広がる。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 【スズキ クロスビー 改良新型】フルモデルチェンジ級進化の原点は「ハスラーとの差別化」だった
  4. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る