暴走の証拠は新兵器マーキング…初日の出暴走ひかえ

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警視庁は14日、関東エリアに住む暴走族グループが富士山ろくを目指して高速道路などを暴走する、いわゆる「初日の出暴走」に備えるため、交通機動隊の隊員約180人を動員した取り締まり訓練を東京都世田谷区内の多摩川河川敷で実施した。

これは警視庁・交通機動隊が実施したもの。暴走族自体は減少する傾向にあるが、最近では小人数でゲリラ的に活動するグループや、「旧車会」を名乗って古いバイクを乗り回すグループなど、これまでには無かったスタイルで暴走活動を行う新たな集団も増えてきた。

14日に行われた取り締まり訓練では、粘着性があり、容易に清掃することが困難な着色弾を秒間で3発も連続発射できる「着色球発射機」を新たに導入。これを車両や運転者に向かって発射する訓練など走行抑止アイテムの習熟や、職務質問を拒否した車両に対する強制抑止(運転者の身柄確保)など、約180人の交通機動隊員が実戦形式での訓練を行っている。

昨年11月の改正道路交通法施行により、共同危険行為は警察官の現認だけで摘発ができるようになったが、暴走に参加していた人物を特定する作業の重要さは今も変わらない。今回の“新兵器”は現認したというマーキングのために使われるという。

《石田真一》

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