『ラクティス』にはパノラマルーフが、1.5リッターのFF車にオプション設定されている。このガラスルーフは固定式なので開閉はできないが、大きさは1平方メートルを誇り、ルーフガラスの天井占有率では、ホンダの『エアウェイブ』などを凌ぎトップとなっている。
ラクティスのチーフエンジニア多田哲哉さんは「パノラマルーフは室内の開放感が高まるのはもちろんですが、外から見たエクステリアデザインも、スタイリッシュに見えると思います。当初から、採用を前提にエクステリアをデザインしていますので、装着したほうがまとまりがあります」
「ルーフラインが多少湾曲しているので、ガラスの加工や強度の確保は苦労しましたが、ラクティスのひとつの魅力になってくれました」とコメント。
確かにラクティスの場合、正面からもルーフが見えるデザインなので、パノラマルーフがあったほうが、デザインに一体感が増す。さらに室内の開放感も広がり、前席でもじゅうぶんに頭上の景色が見えるぐらいガラスエリアは大きい。
重さに関しては27kg程度重くなるので、多少重心は高くなるが、激しくロールするような速度域に達しない限り、気にすることはないだろう。室内には3分割された電動のシェードが装着されているので、暑いときにはシェードを閉めればよい。
価格は14万7000円高となるが、開放感だけではなくエクステリアの質感もアップするパノラマルーフは、ラクティスを買うならぜひ選んでおきたいアイテムだ。(つづく)