三菱化学が、自動車業界向け「提案型研究開発施設」を新設

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三菱化学が、自動車業界向け「提案型研究開発施設」を新設
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三菱化学はこのほど、主要事業所である四日市事業所内に顧客への提案型研究開発施設を新設することを決定した。06年春から建設工事を開始し、07年4月に第1期として、自動車業界を中心とする顧客とともに製品化、製品評価を行っていくための「カスタマー・ラボ」を備えた研究開発棟を完成させる。

三菱化学は自動車向けビジネスを重点事業の一つに掲げ、コーポレート営業推進部の中に自動車部会を設けるなど力を入れてきた。今回の提案型研究開発施設もその一つの表れといえる。

特に昨今の研究開発の傾向は、単独で新技術・新製品の研究を行うスタイルにとどまらず、顧客サイドにたってニーズの充足、課題の解決を行っていくことが求められている。三菱化学グループでは、こうした現況を踏まえ、提案型研究開発施設を新設して顧客に斬新なソリューションを提案できる体制の整備が必要であると判断したわけだ。

この開発施設の中には、衝撃試験機(歩行者保護衝撃試験機など)をはじめ、多機能射出成型器、耐久性試験機などさまざまな装置が並ぶとのことだ。設備投資額は約26.5億円。そして、その後さらに施設を充実する方向で、新製品の企画、新たなコンセプトを提案する「マーケティング・センター」の設置などを計画している。

《山田清志》

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