自工会の小枝会長、「日本の自動車産業はまだ成長過程」

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日本自動車工業会の小枝至会長は5日、都内のホテルで行われた新年賀詞交換会で挨拶に立ち、「日本の自動車産業はまだ成長過程にある」と強調した。

今年の国内の四輪車市場は593万台との見込みで、伸び率は非常に緩やかだが、輸出は前年同等レベルの500万台超と高いレベルが続く。その結果、国内生産は5年連続して1000万台を超す見通し。

しかも、東南アジアやBRICsなどの新しい市場でも成長が加速しており、日本の自動車メーカーの海外生産が1000万台レベルに達した。

「成長を持続的なものにしていくためには、技術競争力やものづくりの優位性を保つことができる基盤を確保することが重要です。それには、国内生産1000万台レベルを確保することが自動車産業として技術やノウハウを蓄積していくために欠かせない」と小枝会長は強調した。

ただ、日本の自動車メーカーだけ発展してしまうと、いろいろな面で摩擦を生じる可能性もあり、その辺を配慮した発展を考えることも必要かもしれない。

《山田清志》

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