ポルシェAGは、1111台目となる『カレラGT』をアラブ首長国連邦の顧客に納車したと発表した。
同社では、1111台という販売台数は、最高出力612PS、最高速度330km/hを誇るカレラGTが、今日最も成功を収めたスーパーハイパフォーマンスカーであることを示していると、している。
ポルシェのヴィーデキングCEOは「カレラGTは、ポルシェがスポーツカーメーカーであるというブランドバリューをあらためて強調するモデルで、プロダクト戦略の成功を示すものだ。このスポーツカーはポルシェの輝かしい業績の達成に期待通り貢献した1台でもある」とコメントしている。
2000年9月28日にパリのルーブル美術館で発表されたカレラGTは、最大の市場は北米で、約半数の車両がこの市場で販売されている。またポルシェにとっての伝統的な市場であるドイツ、イギリス、イタリアや中東でも多くの台数が販売されている。
レーシングテクノロジーから生まれたカレラGTは、2003年9月の販売開始以降、ゴールデン・ステアリングホイール賞やオートトロフィー賞、ベストオート賞などを授与している。
カレラGTの最終ユニットは、2006年4月にライプツィヒ工場から出荷される予定。