富士重工業(スバル)の竹中恭二社長は13日、開発中の水平対向ディーゼルエンジンについて「2007年から08年にかけて欧州市場向け乗用車に搭載したい」と述べた。
同社の欧州販売は05年に約10%増の6万2000台だったが、竹中社長は「10年には10万台に拡大する」方針を示した。増販のカギは「ディーゼルエンジン」としており、開発を促進する意向だ。
富士重工のディーゼルは得意とする水平対向方式とし、6気筒2.5リットル級となる見通し。竹中社長は「欧州の次期排ガス対策とコストが開発の課題」となっているものの、「振動や騒音を抑えたスバル独自のエンジンにしたい」と述べた。