手軽に得られる理想的な車内音場空間---カロッツェリア

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手軽に得られる理想的な車内音場空間---カロッツェリア
手軽に得られる理想的な車内音場空間---カロッツェリア 全 2 枚 拡大写真

12日に発表されたカロッツェリア(パイオニア)の2006年モデル。カーオーディオ6機種を1月下旬より順次発売するとしているが、最初のお披露目は13日より千葉市・幕張メッセで開催された東京オートサロンとなった。

その中でも注目すべきモデルが『DEH-P710』である。このモデルのスゴイところは、3万円台という普及価格ながら、カロッツェリア自慢の「オートタイムアライメント&オートイコライザ」機能を搭載していることだ。

カーオーディオの難しいところは、車種によって使っているシートやダッシュボードの形状などが大きく異なっているため、出荷直後の未調整状態では思うようなサウンドが再現できないこと。そこで周波数特性をフラットにした上で音質調整を行うのだが、この調整はほとんどの場合、チューナーの“耳”によって行われてきていた。

この調整を誰もが簡単に行うことはできないものか。こうした課題に対してパイオニアは、早い時点からこの作業をフルオート化する「オートタイムアライメント&オートイコライザ」機能を開発し、上級モデルを中心に搭載してきた。P710への搭載によって、理想的な音場がより手軽に得られるものとなったというわけだ。

P710は音質面でもかなり気張っている。音楽信号をデジタルのままDSPへ伝送する「CDデジタルダイレクト伝送」や、ノイズの低減と幅広いダイナミックレンジを実現するバーブラウンの24bit DACを装備。アンプ部には50W×4ch出力の「Power MOS FET」を採用している。さらに音楽CDに加え、CD-R/RWに記録したWMA/MP3/WAVと、iTunesでエンコードしたAACファイルの再生までサポートしているのも見逃せない。

また、別売の『iPod』接続用アダプタ『CD-IB10 II』を組み合わせれば、P710側からiPodのコントロールが可能となり、有機ELディスプレイは漢字3行表示も実現してタイトルリストをはじめとする見やすさまでももたらしている。別売の5.1ch対応DSPユニット『DEQ-P9』を追加することで、5.1chサラウンドのコントロールもサポート。

普及価格ながら、従来の上級グレードのハイスペックを備えた本機は、数あるカーオーディオの中でも有数のハイコストパフォーマンス機と断言できるモデルだ。

《会田肇》

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