ダッジのコンパクトカー『ネオン』の後継モデルとして北米国際オートショー=通称:デトロイトモーターショーに登場した『キャリバー』は、リアハッチを持つ5ドアボディのCセグメント・クロスオーバーコンパクト。
北米仕様が搭載するのは、ダイムラークライスラー、三菱、ヒュンダイ合弁のグローバル・エンジン・マニュファクチャリグ・アライアンス(GEMA)で生産される1.8、2.0、2.4リットルのVVT4気筒ガソリンエンジン。ヨーロッパ市場向けにはディーゼルエンジンも用意される。
駆動方式はFFと電磁クラッチ式可変トルク配分のAWDの2タイプで、どちらも5MTかクライスラーグループ初の無段変速装置は第二世代CVTを選ぶことができる。
テールゲート内側にマウントされたスピーカーボックスが車体後方にスイングするので、お好みとあらばテールゲートパーティも楽しめる。そのほか目についただけでも、パネルごと取り外して洗うことが可能なカーゴフロア、取り外し懐中電灯代わりに使えるカーゴランプ、前後76mmスライドするセンターコンソールのアームレスト部分にフリップ式の携帯ホルダー装備等々、便利アイテムが満載されている。
ベースモデルの価格は1万3985ドルに抑え、激戦の小型車市場でライバルに対抗。北米で2006年の第2四半期に発売開始した後、世界戦略車として右左ハンドル仕様を用意する計画。日本への導入時期は現時点では未定だ。