いすゞ自動車の井田義則社長は19日、報道関係者との懇談で資本提携先のGM(ゼネラルモーターズ)との事業提携は密接であり、資本提携の解消には至らないとの見解を示した。
経営が苦境に陥っているGMは、昨年10月に富士重工業との資本提携を解消しており、今後は日本の提携先であるいすゞやスズキとの関係が注目されている。
井田社長は、昨年GMへの供給が40万台余りにのぼったディーゼルエンジンや海外での販売提携などを例に挙げ、双方がビジネスで依存していると強調、「先方も(提携の重要性を)考えているでしょう」と述べた。
海外市場ではいすゞ製のトラックをGMの販売網に乗せており、双方のメリットになっていると指摘した。