新型コンパクトSUVのダイハツ『ビーゴ』/トヨタ『ラッシュ』(17日発表)に乗って驚くのが、SUVらしく機能的にデザインされたインテリアだ。
メーターはスポーティな独立3眼タイプが採用され、中央には大きなスピードメーターが備わる。スピードメーターの中には、燃費や航続可能距離、外気温、高度などが表示されるマルチインフォメーションディスプレイが全車に標準装備されている。
ATのシフトレバーは操作性に優れる高い位置に設定されており、まるで“プチハリアー”といった印象を受ける。リヤシートには6:4分割のリクライニング機構も用意されており、後席の居住性も悪くない。
ビーゴの開発を担当したダイハツ工業商品企画部 加納義之さんは「ビーゴのインテリアはSUVらしさと乗用車の融合を心がけて開発を進めました。センタークラスター周辺はシルバーで統一し、内装は黒でまとめることでSUVらしい力強さが出せたと思っています」
「また、MT車では、シフト操作のダイレクト感を重視して、レバーの位置をフロアにしております。従って、ATとMTとではシフトレバーとカップホルダーの位置が入れ替わっているので、かなり違った印象を受けると思います」とコメント。
確かにビーゴのインテリアはSUVらしい力強さを持ってはいるが、ビギナーにも扱いやすい操作性を兼ね備えている。この、質感の高いインテリアもビーゴの見所のひとつだ。