【新聞ウォッチ】ヤマハ発動機、無人ヘリを対中不正輸出の疑い

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年1月23日付

●無人ヘリ、対中不正輸出、経産省ヤマハ発動機を告発へ、容疑で捜査(朝日・1面)

●三井住友海上、不払いさらに3000件、十分確認せず「辞退」扱い(朝日・2面)

●飲酒運転撲滅に人生を捧げて、遺族が手記(朝日・38面)

ひとくちコメント

ヤマハ発動機が中国に無人ヘリコプターを不正輸出した疑いがあるとして、経済産業省が同社を刑事告発する方針を固めたという。きょうの朝日が1面準トップをはじめ、各紙が報じている。

記事によると、ヤマハ発動機は農薬散布用のヘリコプターを、経産省の許可を得ないで中国などに輸出した疑いがあり、これを受けて、警察当局は近く捜査に乗り出す方針だという。

この無人ヘリは、危険物質の散布や偵察用など軍事転用が可能で、輸出には許可が必要。外国為替法では、武器や大量破壊兵器への転用が可能な品目をリストアップしており、それに該当する製品の輸出は経済産業省に申請し、許可が必要になる。

ヤマハ発動機は 農薬散布や空中撮影用として2002年以降、中国向けに計9機の無人ヘリコプターを輸出・販売していたが、経産省は、この一部が軍用に転用される外為法違反(無許可輸出)の疑いがあると指摘しているという。

最近、ヤマハ発動機の業績は好調で株価も上げ潮ムードで推移しているだけに、事実とすれば痛手を受けることになるだろう。

《福田俊之》

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