ソニー、国内の車載器機事業を終了

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ソニー、国内の車載器機事業を終了
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ソニーは26日、2005年度第3四半期の連結業績と、構造改革案の進捗状況を発表した。構造改革の一環として「特定ビジネス分野の収益性改善プラン」を決定、国内での車載器機事業(カーナビなど)を終了する。

国内の車載機器について、現行商品の生産・販売は2005年度末をもって一旦終了し、事業を再構築する。今後のビジネスについては新たな形での参入を検討しているという。海外での車載機器事業は現行から変更はない。

収益性改善プランは7項目9カテゴリーあり、「ロケーションフリー」ビジネス強化、『アイボ』生産終了、『キュリオ』開発終了などが含まれる。これらの改善策により06年度の損益は前年度比、約500億円の改善が見込まれる。去る9月に発表した構造改革の進捗は予定通りとされる。

なお第3四半期の業績は、連結売上高は前年同期比10%増収、営業利益は同47%増加、当期純利益は同18%増加した。売上高と当期純利益は四半期ベースで過去最高。年末商戦におけるエレクトロニクス、ゲームビジネスの好調と、金融分野の拡大が理由だ。

また05年度業績見通しも上方修正され、売上高および営業収入が9月時点比+2%、当期純利益(損失)は同100億円のマイナスから700億円のプラスとなった。理由は、第3四半期の為替レートが想定よりも円安で推移したこと、同期のエレクトロニクスおよび金融分野の実績が見通しを上回ったこと。

《高木啓》

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