フォードのハイブリッド 研究…エタノール+電気

エコカー 燃費
フォードのハイブリッド 研究…エタノール+電気
フォードのハイブリッド 研究…エタノール+電気 全 4 枚 拡大写真

フォードは25日、ワシントンDCのモーターショーで実験的ハイブリッド『エスケープ・ハイブリッドE85』を発表した。これはエタノール85%・ガソリン15%混合燃料の内燃機関と電気モーターとを搭載した世界初のハイブリッドである。

フォードのCOOであるアン・スティーブンス氏は、「この技術革新リサーチプログラムにより、米国の海外の石油への依存度を減らし、クリーンなエタノールで環境にも優しいクルマ作りが可能になる」と語った。フォードでは今後試験的にこのE85ハイブリッドを国内でマーケティングし、消費者の反応を見て行くという。

また、今年フォード全体として最大で25万台のエタノール燃料対応車両を生産するが、その中にはベストセラーである『F150』ピックアップトラックも含まれる。

米国では新エネルギー法案により、2012年までに現在の倍、75億ガロンのエタノールを自動車燃料に使用することを義務づけている。しかし一方でエタノール燃料を配備したガソリンスタンドは少なく、メーカー側からは「普及のためには政府によるインフラ整備、研究開発へのインセンティブなどが不可欠」との声も上がっている。

ワシントンモーターショーではGMもサターン『ビュー』のハイブリッドモデルを発表するなど、ハイブリッドで日本のメーカーに遅れをとっていた米ビッグ3が巻き返しを初め、さらにエタノール燃料ではリードが目立つ。共に大幅なリストラを発表したGMとフォード、クリーンパワーで一気に逆転をねらっているようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. 中国製部品の急成長で2025年以降日本製の車載半導体は使われなくなる…名古屋大学 山本真義 教授[インタビュー]
  5. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  6. マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
  7. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  8. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  9. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  10. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
ランキングをもっと見る