ダイハツ工業が発表した2006年3月期第3四半期決算(4−12月期)は、売上高が前年同期比11.3%増の9366億円、営業利益が同14.2%増の254億円と増収増益となった。
国内の軽自動車販売が好調に推移したのに加えて、トヨタ自動車からの海外受託生産やマレーシアの新型国民車の半場尾が好調で、大幅増収となった。
収益では、販売増や車種構成の変動によって211億円、原価低減で74億円の増益効果があった。為替変動で2億円、諸経費の増加で252億円の減益効果があったものの、トータルでは大幅増益となった。
経常利益は同14.9%増の258億円、当期純利益が同8.6%増の145億円だった。
通期の業績見通しは、売上高、経常利益は前回の見通しを据え置いたものの、子会社の土地売却駅を特別利益に計上することで、当期純利益は315億円に上方修正した。