2月2日にフルモデルチェンジを行い、3代目へと進化したマツダ『MPV』。ボディサイズを拡大し、居住性やユーティリティの進化に話題が集まっているが、やはりミニバンゆえに最大の特徴は進化したパッケージングにあるのだろうか。
新型MPVの開発担当主査を務めた青山裕大さんに話を聞いた。
「MPVは先代も室内の居住性やラゲッジの使い勝手の良さには定評がありましたので、新型のパッケージングが優れていることは、当然の進化だと思っています。したがって新型MPVの最大のアピールポイントは、マツダ車らしい走行性能の高さとスポーティなエクステリアだと考えております。その中でも、走行性能には力を注いでおりますし、皆さんに評価していただけると思っています」
「エンジンは『マツダスピードアテンザ』にも搭載されている直噴ターボをトップグレードに置き、剛性の高いボディを新たに専用設計しています。その結果、他のミニバンにはない、優れたハンドリングと動力性能を実現しました」と語る。
確かに新型MPVにはミニバンには珍しいターボエンジンの設定や、プラットフォームを新設計してリヤにマルチリンクサスペンションを採用するなど、走行性能を高めるためのアイテムが多数用意されている。ミニバンといえども、走行性能を最大のアピールポイントにするあたりがマツダ車らしいところだ。