前が見えない凍結ガラス、列車に突撃

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1月30日早朝、千葉県野田市内の東武鉄道・野田線で、遮断機がすでに作動していた踏切に乗用車が進入し、通過中の電車側面部に衝突する事故が起きた。クルマを運転していた36歳の男性は軽傷。事故の影響で同線は約2時間30分に渡ってストップ。約1万5000人の足に影響が出た。

千葉県警・野田署によると、事故が起きたのは1月30日の午前6時30分ごろ。野田市中根付近にある東武野田線(梅郷〜野田市駅間)の踏切で、すでに遮断機や警報機が作動していたにも関わらず乗用車が進入。通過してきた普通電車の側面部に衝突した。衝突によって乗用車は前部が大破したが、運転していた36歳の男性は軽傷程度で済み、電車の乗員乗客約500人にケガはなかった。

しかし、事故の影響で東武野田線は野田市−運河駅間で電車の運行が約2時間30分に渡ってストップ。ラッシュ時間帯に差しかかっていたこともあり、通勤通学客など約1万5000人の足に影響が出た。

警察の調べに対し、男性は「窓ガラスが凍結していて前がほとんど見えなかった。警報機が鳴っていたのはわかっていたが、先を急いでいたこともあり、大丈夫だとおもって踏切に進入してしまった」などと供述しているという。警察では過失往来危険容疑でさらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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