【三菱 i 発表】アンダーステアやスピンに陥りにくい

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱 i 発表】アンダーステアやスピンに陥りにくい
【三菱 i 発表】アンダーステアやスピンに陥りにくい 全 3 枚 拡大写真

エンジンを後席後方の床下に置くミッドシップレイアウトを取る三菱『i』(アイ)。重量物であるエンジンやトランスミッションなどが後ろに集中するため、車体の重量配分も通常の前輪駆動(FWD)モデルに比べ、後ろ寄りとなっている。

軽自動車の場合、FWDモデルの重量配分は前6割、後4割程度というのが一般的だが、i は、前45%、後55%。本来、ミッドシップはもう少し後軸が重くなるが、アイはキャビンが前寄りに配置されているため、重量バランスが良好に保たれている。

「重量配分のチューニングも、操縦安定性の向上に寄与しています。とくに効果が大きいのはコーナリングやブレーキング時です。前の重いFWDモデルだと前タイヤに過大な力がかかってバランスを崩しやすい。i は極端に前のめりの姿勢になりにくく、アンダーステアやスピンに陥りにくくすることができました」(商品企画部・大久保直行氏)

ちなみにこの重量配分、4名乗車時も空車時とほとんど同じ数値となっており、操縦性の変化は最小限に抑えられるものと思われる。また、前席のみにパセンジャーが乗る場合は50:50に近い数値となる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る