興味は強くても購買行動には結び付かない

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三菱総合研究所は、インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナントとともに「gooリサーチ」登録モニターおよびgooユーザーを対象に「クルマに対する意識についてのアンケート」調査を実施して結果を公表した。

アンケート調査の有効回答者数3万1490人のうち、74.5%の人が「クルマ」(自家用車)を購入・利用することに少なからぬ関心を持っていると回答した。「所有・利用に伴う経済的負担」が大きいにもかかわらず、「クルマ」に対する関心・興味としては「乗ること」(11.3%)よりも「持つこと」(76.8%)を重視する人の方が多い。

しかし、今後1−2年以内の新車(自家用車)購入予定・計画がある人は、年収が高い階層や50代では相対的に多くなっているものの、全体としてみると30.9%にとどまり、必ずしも興味・関心が購入行動につながっていないという実体が明らかになった。

今後の「クルマ」との付き合い方も、購入予定・計画の車および現保有車のいずれでも、「維持・管理を重視してできるだけ長く乗り続ける」という回答が最も多く、購入予定・計画中の45.6%、現保有の51.5%を占めた。保有の長期化を裏付けたかっこうだ。

三菱総研では、調査結果から、「クルマ」に対する潜在需要は決して大きく減退してはいないものの、それが必ずしも購買行動として充分顕在化していない状況が明らかになったとしており、その理由として経済的負担の大きさを挙げている。

《レスポンス編集部》

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