プジョー『1007』の売りのひとつは、ルーミーで居住感の良い室内スペースだろう。全長わずか3730mmというショートボディながら、室内長は1800mmと、Bセグメントモデルとしては充分以上の長さが確保されている。
実際に座ってみると、室内長1800mmというスペックほどの広さは感じられないが、これはフロント、リアシートのシートバックが日本車で言えば2.0リットル級モデルに匹敵するほど厚く仕立てられており、前後方向のスペースを少なからず食っているからだ。
このあたりはベーシックカーにもある程度ロングドライブへの対応が要求されるフランスのお国柄があらわれている部分だ。もちろん大人4人がきちんと着座できるだけのスペースは確保されている。また、フロントウインドウをはじめグラスエリアが広大で、室内は開放感にあふれている。