トヨタ、北米生産サポートセンターの開所式を実施

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トヨタ自動車は10日、米国ケンタッキー州ジョージタウンで北米生産サポートセンター(NAPSC)の開所式を実施した(既報)。

NAPSCは、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー(TMMK)内の旧「トヨタトレーニングセンター」を拡張・改修して建設されたもので、事務所、研修室・会議室、技能研修場からなっている。投資額は1200万ドル。

技能研修場には、組み立て、塗装など7種類の研修場を備えており、北米各工場における生産部門の現場トレーナーを対象に、生産、メンテナンスの基本技能講義や実践トレーニングを実施していく。

開所式に参加したトヨタの新美篤志専務は「トヨタの海外生産拡大に伴い、トヨタのモノづくりの考えやベストな技能をスピーディに展開することが求められており、各地域の生産センターが重要な役割を担うことになる。NAPSCは、これからもトヨタ車をよりよいものにしていこうという、チームメンバーの意気込みの表れである」と述べた。

トヨタが現在抱えている一番の課題は人材育成、特に海外での人材育成だ。日本からバックアップするのはもはや限界にきており、渡辺捷昭社長も「海外での教育とか、人材育成の仕組み作りをしていかなければならない」と語っていた。今回のNAPSCはその渡辺社長の考えを具現化した一つである。

《山田清志》

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