【新聞ウォッチ】偽装問題、自動車専用道の建設工事にも波及

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2006年2月17日付

●自動車道橋脚で偽装、富山の能越道 杭太さ基準以下(読売・1面)

●ヤナセ、国産高級車の中古販売参入(読売・8面)

●高級車技競う、名前だけでは各社、危機感、(朝日・13面)

●スズキがリコール「エブリイ」など、(朝日・37面)

●マツダ、水素車をリース(毎日・8面)

●新幹線並み 高速電気自動車、米社、今春受注(東京・8面)

●メルセデス赤字に、ダイムラー前期合併初めて(日経・11面)

●回転いす:労使交渉へ意気込み、日産自動車・志賀俊之COO(日経・11面)

ひとくちコメント

マンションやホテルなどの建設偽装問題が自動車専用道にも広がっている。

きょうの読売によると、国土交通省などが発注した自動車専用道路「能越自動車道路」(富山県砺波市—石川県輪島市)の建設工事で、高架道路の橋脚を支える基礎杭が設計基準より最大10%も細いにもかかわらず、工事業者が橋脚2基の杭に偽装を施し、基準通りの太さに見せかけて国交省の検査をパスしていたという。

工事を担当したのは、富山県内の中堅建設会社「松本建設」で、建設中の高岡北IC(インターチェンジ)—氷見IC(仮称)間の自動車道のうち、4基の橋脚を作る高架橋下部工事を受注。2004年1月に着工したもの。

関係者によると、4基の橋脚のうち少なくとも2基で偽装が行われ,そのうち1基は、計8本の杭のほとんどが基準以下で、うち4本が12センチも細かったという。そんな偽装道路ではドライバーは安心して走行もできない。

《福田俊之》

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