ホンダ、開発組織を大改革「達成感を」
自動車 ビジネス
企業動向

組織体制は、現在の朝霞、和光、栃木といった研究所でのくくりから、5つのセンターに再編、「2輪開発センター」をはじめ「4輪開発」「汎用開発」「航空機エンジン開発」「基礎技術研究」の各センターとする。
さらに各センターの組織は、商品企画・商品開発・技術開発・管理の4グループに分け、それぞれ「室」を置く。各室の責任者には権限を大幅に委譲、決済が部門ごとにできるよう自立させる。
4輪開発センターは、2008年からの日本での「アキュラ」展開に対応、商品開発領域を「ホンダ」とアキュラのブランドに分け、開発力を強化する。福井威夫社長はかねて、開発者の業務が細分化され過ぎた実情を懸念しており、一定領域で仕事を完結させ「達成感が味わえる組織体制にしたい」と語っていた。
《池原照雄》