パイオニアは3月からDVDカーナビゲーション『AVIC−D8000』を中国の市販(後付け)市場に導入することになった。参考価格:1万9800元(1元=14.73円)。
中国の自動車市場については今さら説明するまでもないが、急速に拡大しており、新車販売が2004年には500万台を超え、今年は650万台、そして2014年には1000万台を上回ると見られている。
当然、それに伴ってクルマでさまざまな場所へ出かけるドライバーが増えてくる。それだけにカーナビの需要も今まで以上に高まってくると見込まれる。そこで、パイオニアは中国市場にもカーナビを導入し、市場の活性化を図ろうとしたわけだ。
今回発売されるカーナビは、幅広いユーザー層に対応する「画面表示」「音声ガイダンス」「タッチパネルモニター」を採用したもので、音声ガイダンスについては普通語(中国の標準語)と広東語から選択できるという。
また、地図データは北京、上海、天津、重慶の4直轄市のほか、福建省、広東省、四川省などの20省、内蒙古自治区、広西壮族自治区の2自治区を収録している。
近い将来、中国を走るクルマにもカーナビが標準装備される日が来るかもしれない。