東風ホンダの生産能力4倍、シビック を生産へ

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東風ホンダの生産能力4倍、シビック を生産へ
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ホンダが、東風本田汽車有限公司が湖北省武漢市での四輪工場の拡張工事を完了し、年間生産能力を従来の3万台から12万台へ大幅に拡大したと発表した。

26日行われた記念式典には、中国共産党中央政治局委員兼湖北省委書記の兪正声氏、前国家機械工業部部長で全国政治協商会議委員の何光遠氏、などの政府関係者らも出席した。

今回の生産能力拡大プロジェクトは、総投資額28億人民元で、2005年1月24日に着工して以来、既存工場のレイアウトを大幅に刷新、既存工程の設備増強に加えて、新塗装工場、プレス工程、樹脂成型工程を追加したほか、研究開発部門やサービストレーニングセンターなどの機能を拡充した。

建屋面積は4万3000平方メートルから21万9000平方メートルへと拡大、敷地面積は37万平方メートルから69万平方メートルへ拡大した。着工から完成までわずか12カ月という工事期間で、国内外での同規模のプロジェクトと比較して約半年から1年短い。

また、能力拡大では、地球環境や作業環境に配慮した「グリーンファクトリー」のコンセプトを取り入れ、有害物質(VOC)を従来の1/10に抑える新水性塗装を導入したり、工場排水の浄化・リサイクル促進、生産工程の効率化による電力、ガス、水使用量を低減した。作業環境でも、大幅な騒音低減と省電力を実現した新搬送システムや、人による重量作業を軽減するアシスト機などを広く導入した。

生産機種は今年春から『シビック』を生産開始する予定。

販売面では、東風本田特約販売店の店舗数を本年末までに140店とする計画。東風ホンダは今回の12万台生産体制の確立に合わせて、今後『CR-V』、シビックを含む乗用車の生産・販売を強化していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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