福知山線事故の被害者になりすます? 診断書を悪用

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兵庫県警は23日、交通事故の被害に遭った際に取得した診断書を悪用し、昨年4月に起きたJR福知山線の脱線事故の被害者になりすました50歳の女を詐欺容疑で逮捕した。女は容疑を否認している。

兵庫県警・捜査3課によると、この女は2005年4月25日に兵庫県尼崎市内で発生したJR福知山線の脱線事故の際に負傷したと偽り、JR西日本から見舞金など約30万円を騙し取った疑いがもたれている。

女は事故当日にクルマと絡む交通事故に遭って入院。ところがこの病院に脱線事故の被害者が多数収容されたことから「自分も脱線事故の被害者」と偽り、カネを騙し取ろうとしたらしい。JR西日本の担当者に対しては「最後部の7両目に乗っていた」と証言していた。

ところが警察で脱線事故に遭遇した乗客がどこに乗っていたのかなどを確かめていたところ、この女が事故当日に脱線事故とは無関係な交通事故に遭い、警察側の調書にも名前が載っていたことが判明。被害者になりすましていたことが明らかになった。

《石田真一》

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