福岡県警は7日、援助交際を目的に接近してきた男性の所有するクルマを盗んでいたとして19歳の少年と16歳の少女を6日までに窃盗容疑で逮捕していたことを明らかにした。2人は容疑を大筋で認めているという。
福岡県警・田川署によると、この2人は共謀し、携帯電話の出会い系サイトなどに援助交際を求める投稿を行い、これに応じて接近してきた男性から金品を奪っていた疑いがもたれている。
直接の逮捕容疑は2005年12月19日、北九州市内のホテルに誘い出した男性がシャワーを浴びている際、少女がこの男性の所持していた財布やクルマのキーを盗難。駐車場に止めていた男性のクルマ(時価約230万円)を少年が運転し、逃走したというもの。
少年はこのクルマのナンバーを付け替えた上で乗り回していたが、今年2月に田川郡内で駐車中のクルマからガソリンを盗もうとしたところを発見されて逮捕。その後の調べでクルマを前述の手段で盗み出していたことが発覚。共犯として少女も逮捕された。
2人は容疑を大筋で認めており、これ以外にも同様の方法で金品やクルマを奪ったと供述しているという。警察では余罪を厳しく追及し、裏付け捜査を進める方針だ。