「身震いするほどうれしい」と富士重工の竹中社長

自動車 ビジネス 企業動向
「身震いするほどうれしい」と富士重工の竹中社長
「身震いするほどうれしい」と富士重工の竹中社長 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車と富士重工業(スバル)は13日夜、東京都内のホテルで資本提携に基づく業務提携の具体策を発表したが、その席上、富士重工の竹中社長は「北米の生産拠点、SIAにトヨタ車の生産設備が導入されることは、身震いするほどうれしい」と笑顔で語った。

インディアナ州にあるSIAはもともといすゞ自動車との合弁会社としてスタートしたが、03年合弁を解消した。以来、生産の拡大や生産性の向上を図ってきたものの、「スバルという自動車メーカーの規模にとっては、決して楽なものではなかった。その先行きに大きな課題を残していた」と竹中社長。

文字通りSIAは富士重工の経営の足を引っ張ってきた。そこにトヨタの『カムリ』を年10万台生産できるようになったわけで、竹中社長から笑顔が出てくるのも当然だろう。

「トヨタ生産方式を目のあたりにでき、スバルはこのチャンスにいかに強くなるかを課題に掲げようと思う」と竹中社長は強調した。これまでのチャンスは富士重工の独自技術への強いこだわりでつぶしてしまったが、今回ばかりは違うのかもしれない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. ポルシェ『911スピードスター』が劇的な復活? 992.2世代に最後の打ち上げ花火!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る