経営再建中の三洋電機は、大和證券の子会社や三井住友銀行などから第三者割当増資の申し込みがあり、払い込み手続きが完了したと発表した。これで大和證券の子会社が筆頭株主となる。
三洋電機は、1月25日と3月13日開催の取締役会で第三者割当による優先株式の発行を決議した。割当先の大和證券の子会社エボリューション・インベストメンツ有限会社、ゴールドマン・サックスの関連会社オーシャンズ・ホールディングス有限会社、三井住友銀行から申し込みがあり、払い込み手続きが完了した。
優先株式は1株700円で、A種が1億8254万2200株、B種が2億4602万9300株を発行した。発行価額の総額はA種が1277億7954万円、B種が1722億2051万円となる。
今回の増資で、エボリューションは議決権ベースで24.50%出資する筆頭株主となる。