【新聞ウォッチ】仙台高裁が控訴破棄「オービス誤差は2km/h以上」

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2006年3月15日付

●トヨタ満額回答へ 春闘賃上げ(読売・2面)

●偽造ハイカ被害400億円に上方修正(朝日・37面)

●今後5年間の政府計画、交通死5500人以下に(朝日・37面)

●速度違反、測定誤差「あり得る」仙台高裁秋田支部、有罪判決を破棄(朝日・38面)

●部品を外し不正車検、「東京いすゞ」きょう捜索(産経・31面)

●USENとライブドアも月内にも業務提携(東京・1面)

●NTNルノーと提携交渉発表(日経・13面)

ひとくちコメント

自動速度取締装置(オービス)は速度を実際より高く測定するプラス誤差がないとは言えない---。

県道を32km/hで走行したとしてオービスで摘発され、道交法違反(速度超過)の罪に問われていた秋田県男鹿市の男性(40)に対し、仙台高裁秋田支部は、1審判決を破棄、検察側の起訴そのものを取り消す公訴棄却を言い渡したという。

きょうの各紙が社会面で取り上げている。記事によると、男性は04年8月、法定速度を上回る92km/hで走行したことが、オービスで記録され、道交法違反容疑で逮捕された。

男性は05年1月、秋田簡裁で罰金6万円の略式命令を受けたが、不服として正式裁判を請求。「オービスが測定した速度には誤差が生じる可能性がある」などと主張。仙台高裁の畑中英明裁判長は「装置の誤差は2km/h以上の可能性がある」として公訴棄却を言い渡したという。男性の粘り勝ちだが、スピード違反を犯したことにかわりはない。

《福田俊之》

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