日本精工は、アジアでの自動変速機(AT)の需要の拡大に向け、上海にAT関連部品の工場を建設、生産を開始したと発表した。
新工場における生産は、自動車部品大手の米Borg Warner(ボーグワーナー)社との合弁会社NSKワーナーの子会社「恩斯克華納変速器零部件(上海)有限公司」が行う。
今回新たに生産を開始するのは、AT内部の動力伝達部分に使う「摩擦材」や「ワンウェイクラッチ」などで、日本、米国、ヨーロッパ、韓国メーカーの中国生産工場並びに中国国内自動車メーカーに部品を供給する。
工場の資本金は800万ドルで、近く2000万ドルに増資する予定。NSKワーナーの100%出資で、敷地面積は5万平方メートル。売上目標は初年度約5億円。