マツダ財団、今年度の助成---科学技術振興と青少年育成を増額

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マツダ財団は、2006年度の事業計画を発表した。今年度も引き続き、科学技術振興と青少年健全育成の2つの領域について研究助成と事業助成を中心とした活動を行う。

今年度は科学技術振興及び青少年健全育成研究助成金総額を昨年度より300万円増額し、総助成事業費は6275万円、財団予算総額は6960万円とする。

今年度の事業は科学技術振興研究助成として助成金総額を昨年度より200万円増額し、機械、電子・情報、材料の3分野を対象に「若手研究者」、「萌芽的研究」、「循環・省資源への寄与」を優先して助成する。助成金総額は3200万円で、25件程度。

科学わくわくプロジェクト支援では、広島大学の知的資源を活用した地域貢献事業として、「科学わくわくプロジェクト」を同大学と協同で展開する。事業内容は、中学生を対象に最新の科学を分かり易く紹介する「サイエンスレクチャー」、教科書にとらわれないハイレベルな科学を集中指導する「ジュニア科学塾」、高校生を対象に現代の松下村塾科学版を目指した「科学塾」などで、助成金額総額は550万円。

青少年健全育成助成では、青少年健全育成の研究助成として助成金総額を昨年度より100万円増額し、市民活動の活性化に寄与する実践的な研究に対す助成を強化する。助成金総額は500万円で、5−6件を予定している。

青少年健全育成のための市民活動支援では、広島・山口両県で66件の応募の中から、26件、総額700万円を決定した。児童・指導者・ボランティアの創意・工夫を育む「感動塾・みちくさ」は、今年度も、昨年度に引続いて3会場で実施する。また、講演会は今年度も11月に実施する。 

大学寄付講義では大学講義を5大学で実施する。

マツダ財団は、科学技術の振興と青少年健全育成のための助成などを行なうことにより、世界の人々が共に繁栄を享受し、心豊かに生きることのできる社会づくりに寄与することを目的に、1984年10月に発足した。これまでの助成実績は今回を含め合計1197件、10億7830万円。

《レスポンス編集部》

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